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郷愁


 社会人になって三年目。久しぶりに大学時代の友人と酒を酌み交わす事になった。
 友人の一人がうまいお好み焼き屋があるからというので、簡単にその店に決まった。その店の看板には広島風お好み焼きと書かれていた。
 「そういえば、おまえの出身広島だったよな」俺は友人の問いに軽く頷いた。
 東京に来てから広島風のお好み焼きを食べたのは初めてだった。大阪のは、何度も口にしていたが、広島風のは何となく嘘臭くて敬遠していたのだ。
 今回も広島風と聞いていれば、店をかえていたかもしれなかった。
 この店のお好み焼きは広島の味がした。酒も広島の酒が多数置いてあった。
 懐かしかった。
 広島にいたときは、高校生だったせいもあるが地元の酒など飲んだこともなかった。改めて飲んでみると、広島の酒は広島の味がした。
 酔いがまわってくると、俺は得意になって広島の自慢話をした。店の主人も広島出身で話に加わってきた。
 店を出る頃には、田舎の臭いが恋しくなった。たまには田舎に帰るか。
 そう思いながら、俺の足は友人達について次の店へ向かった。
 どうやら今度は九州の郷土料理を食わしてくれる店らしかった。



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沢川沙樹です。
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